2025.08.01
【フィリピン稲研究所×株式会社フェイガー】フィリピンにおける脱炭素と農業生産性向上の両立の実現に向けた共同研究を開始
脱炭素農業を推進する株式会社フェイガー(本社:東京都港区、代表取締役:石崎貴紘)は、フィリピン稲研究所(Phillpine Rice Research Institute/本部:ムニョス市、所長:ジョン・デ・レオン)と、「間断灌漑(AWD)を始めとする脱炭素農法による農業生産性の向上」の実施に向けた合意書(Memorandum of Agreement) を2025年7月31日に締結しました。本取り組みにより、脱炭素と農業生産性の両立を科学的に実証し、フィリピンでの稲作セクター全体のアップデートを目指します。
◾️協業の背景と目的
フィリピンでは稲作によるメタン排出が農業分野の主要な温室効果ガス排出源となっており、その削減が急務とされています。PhilRiceは、稲作における水管理・栽培技術の研究と普及において国内有数の研究機関であり、農業分野の技術革新を牽引しています。
フェイガーは、農業分野でのJCMを活用したカーボンクレジット創出に取り組むスタートアップであり、フィリピンをはじめとしたASEAN各国での農業脱炭素化に向けた事業を展開しています。
今回の合意書により、両者は双方の持つ知見と専門性を共有し、フィリピン農家の農業生産性の向上、最終的には食料安全保障への貢献を目指した共同研究を実施します。
◾️調印式の様子:
◾️関係者コメント
株式会社フェイガー 代表取締役 石崎貴紘 コメント
「PhilRiceは、弊社が目指す、フィリピンにおける稲作セクター全体のアップデートを行うための最適なパートナーです。この連携を活用し、カーボンクレジットだけではなく、フィリピンの農業生産性の向上や食料安全保障への貢献を目指していきます」
PhilRice 所長 ジョン・デ・レオン コメント
「脱炭素と食料安全保障の両立は、これからの農業に不可欠です。フェイガーとの協力は、科学的根拠に基づいた政策立案と普及に直結する成果をもたらすと確信しています。」
【PhilRice(Philippine Rice Research Institute)】
所在地:Maligaya, Science City of Muñoz, Nueva Ecija, Philippines
所長:Dr. John C. de Leon
設立:1985年
URL: