2026.05.14

お知らせ

【活動レポート】埼玉県桶川市で農家視察を実施。生産者と企業をつなぐJ-クレジットの現場

2026年4月15日、埼玉県桶川市の圃場にて、農家視察を実施いたしました。
近年、企業による脱炭素への関心が高まる中で、カーボンクレジットは、温室効果ガス排出削減によって生まれる環境価値を社会全体で支える仕組みとして注目を集めています。
特に農業分野では、水田での中干し期間延長をはじめとする環境配慮型農業を通じて、温室効果ガス排出削減と持続可能な農業を目指す動きが広がっています。
一方で、カーボンクレジットは「排出量」や「対応コスト」といった数字のみで語られる場面も少なくありません。しかし実際には、その背景には、生産者の方々による日々の営農管理や環境への配慮、地域農業を未来につなぐための地道な努力があります。


制度の「手触り」を確かめる視察に
今回の視察では、単なる圃場見学にとどまらず、クレジット創出の根拠となる営農管理や、環境配慮型農業の実践について、生産者ご自身の言葉でご説明いただきました。
参加企業の皆様からは、熱心な質問が相次ぎ、制度への理解を深めるとともに、日々の営農の中で積み重ねられている工夫や努力に対する共感の声が寄せられました。


圃場で水管理について説明を受ける様子

参加企業様の声
視察後のアンケートでは、多くの参加企業様から、「農業や地域とのつながりへの関心が大きく高まった」との回答をいただきました。
また、単なるクレジット購入にとどまらず、生産者支援や継続的な現地視察・交流など、現場との関係性をより深めていきたいという声も上がりました。
参加者からは、

「書類やデータだけでは分からない、現場での緻密な管理や継続的な努力を直接知ることができた。クレジットの価値の重みを改めて実感した」
「制度として理解していたつもりだったが、生産者の方々の話を聞くことで、自社の取り組みが地域農業の持続可能性につながっていることを実感できた」
「単にクレジットを購入するだけでなく、こうした“顔の見える関係性”を大切にしていきたい」

といった感想が聞かれ、現場での対話を通じた理解の深まりがうかがえる視察となりました。


ライスセンターにてお米の流れについて説明を受ける様子

生産者の声:「期待されている実感」が誇りになる
視察を受け入れてくださった生産者からも、企業との対話を通じた新たな気づきが語られました。

「正直、企業の皆さんは制度や農業現場の細かな部分までは、そこまで関心がないのではと思っていました。
実際には、非常に深く勉強されていて、熱心に質問してくださいました。
その姿勢に触れ、自分たちの取り組みが社会から期待され、価値あるものとして受け止められていることを改めて実感しました。
企業の方々の本気度を知ったことで、これからも誇りを持って環境配慮型農法を続け、カーボンクレジットを創っていきたいと感じました」




ディスカッションタイムの様子

「共感」と「信頼」が支える脱炭素へ
今回の視察を通じて改めて感じたのは、J-クレジットの価値は単なる“オフセット”にとどまらないということです。
企業が制度の背景にある現場の努力を理解し、生産者がその期待を受け取りながら誇りを持って取り組みを続けていく。こうした双方向の信頼関係こそが、持続可能な社会を支える原動力になると私たちは考えています。
フェイガーはこれからも、クレジットを通じた資金循環だけでなく、生産者と企業が直接つながる「顔の見える関係性」を大切にしながら、日本の農業と脱炭素の未来をつないでまいります。

視察にご協力いただいた桶川市の生産者の皆様、ならびにご参加いただいた企業の皆様に、心より御礼申し上げます。

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