2026.05.15

お知らせ

株式会社フェイガー、20万トン超のJ-クレジット認証に対し全国の農家への支払い手続きを完了
〜企業へのクレジットの販売を待たず、認証後速やかに還元する独自の全量買取モデル〜

株式会社フェイガー(本社:東京都千代田区、代表取締役:石崎貴紘、以下「フェイガー」)は、2026年3月3日に認証された20万トン超(225,735t-CO2)のJ-クレジットに対し、全国の農家の皆様への支払い手続きを完了したことをお知らせいたします。

■ 農業分野最大の認証実績と、全量買取による支払い完了
今回対象となるクレジットは、「水稲栽培における中干し期間の延長」プロジェクト等により、第68回J-クレジット制度認証委員会において農業分野初となる20万トン超の認証を取得したものです。
フェイガーでは、生産者の皆様がクレジットの販売状況を待つことなく脱炭素に取り組めるよう、認証されたクレジットを当社が在庫リスクを取る形で全量買い取る独自モデルを展開しています。
一般的なカーボンクレジットの仕組みでは、クレジット販売後に収益の一部を還元するモデルも多く、収益化までに時間を要するケースがあります。一方フェイガーでは、クレジットが「売れてから」ではなく、まず農家の皆様へ確実に還元することを重視し、今回認証された20万トン超のクレジットについても、販売を待つことなく認証後速やかに支払い手続きを実施しました。一部の方については、ご事情を確認しながら個別に対応しております。

■ 背景:農業が抱える「二重の課題」
農業は、温室効果ガス(以下、GHG)排出量の約10%を占める気候変動の要因の一つであると同時に、気候変動による被害を最も直接的に受ける産業でもあります。近年、夏季の高温や乾燥に伴う品質低下が全国の産地で課題となっており、これは生産者の経営と食料安全保障の両面に影響を与えかねない構造的な問題です。
一方、カーボン・クレジット市場は形成途上にあり、制度の不確実性が生産者にとってGHGを削減する農法の導入を阻む障壁となっています。GHGを削減する農法の効果や意義は認識されているものの、継続的な収益が見込めない不透明な状況では、生産者が実際に営農方法を変えることは容易ではありません。
フェイガーはこの課題に対し、「フェアネス(公正さ)」を軸に、農業由来のカーボンクレジットの生成から販売までを一気通貫で支援する独自スキームを、生産者・企業と共に構築してきました。


フェイガーの全量買取ビジネススキーム図

■ 全量買取を支える確実な需要
フェイガーでは、認証後速やかに生産者へ還元を行う全量買取モデルを継続するため、農業由来J-クレジットの需要拡大にも取り組んでいます。
近年、企業による農業分野の脱炭素に対する支援検討や持続可能なクレジットの調達への関心は高まっており、多くの企業に継続的にクレジットをご購入いただいています。
こうした需要を背景に、生産者が販売状況や価格変動の影響を過度に受けることなく、安心して取り組みを継続できる環境づくりを進めています。
フェイガーは今後も、生産者・企業双方との協働を通じ、農業分野における脱炭素と持続可能な営農の両立を推進してまいります。

なお、20万トン超のJ-クレジット認証取得に関するリリースは、以下よりご覧いただけます。

https://faeger.company/credit-certificate-2025/

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