2026.05.29

お知らせ

【フェイガーレポート】東北農地リアル体験 ~地産地消クレジットで地域未来を共創~

2026年5月21日(木)、岩手県盛岡市にて「東北農地リアル体験」を開催いたしました。

今回は、フェイガーが運営するカーボンクレジットを通じた農業と企業の共創コミュニティ「Faeger Agri Commons」の分科会である、「東北エリアにおけるカーボンクレジット地産地消推進協議体」の協議体参画企業の皆様をお招きしました。当協議体は、東北の農地から創出された農業由来のカーボンクレジットを地域の企業様に活用いただき、その収益を地域の農業現場へ還元することで、持続可能な農業と地域経済の循環(地産地消)を目指す枠組みです。

本イベントは、こうした地産地消の取り組みをさらに進めるべく、クレジットを創出する農業の現場を実際に見て体験し、クレジットの創出に携わる方々と直接対話していただくことで、農業由来のカーボンクレジットへの解像度と共感を高めていただくことを目的に企画されました。

■ 現場で学ぶ「農業と気候変動のリアル」
当日はまず、本取り組みにご協力いただいている農事組合法人となん様の事務所にて、キックオフとインタビューを実施しました。
となん様からは、地域の農業の歴史や、担い手不足(農家数の半減)といった構造的な課題に加え、近年深刻化している「気候変動の影響」についてお話しいただきました。 寒冷地として寒さ対策のノウハウはある一方で、昨今の「猛暑」に対しては番水(灌漑用水の配分)などを工夫して対応していること、また、積雪の減少により鹿が北上し獣害が発生していることなど、地域農業を支える立場ならではの切実な現状が共有されました。


水位計の説明に熱心に耳を傾ける参加者

■ カーボンクレジットがもたらす価値と喜び
話題は、となん様が取り組まれている「水稲栽培における中干し期間の延長」によるカーボンクレジット創出にも及びました。
となん様がこの取り組みを始められたきっかけは、当協議体のリード役である株式会社東北銀行様からのご紹介です。東北銀行様は、地域の基幹産業であるアグリビジネスの支援と脱炭素化を目的としてフェイガーと業務提携を締結しており、同行の強力な地域ネットワークを通じて今回の協働が実現しました。
意見交換では、「中干し延長は資材の購入などが不要で、農家の負担が軽いため(取りまとめ側としても)推奨しやすい」といったメリットも話題となりました。さらに、「自分たちの努力をクレジットとして買い取ってもらえることが嬉しい」という現場の農家様からの率直な喜びの声も共有され、参加された企業の皆様も深く頷きながらメモを取られていました。 また、農家様の中には、ご自身で直接消費者に米を届ける際に、「中干し延長(環境配慮への取り組み)」を自らアピールされている方もいらっしゃるとのことです。

■ 圃場での田植え体験
インタビュー終了後は圃場へ移動し、参加企業の皆様による田植え体験が行われました。。
初めは泥の感触に戸惑う姿も見られましたが、となん様のレクチャーを受けながら、皆様一株一株丁寧に苗を植えられていました。。実際に土に触れ現場の空気を肌で感じることで、「環境価値」を生み出す水田への理解がより一層深まる時間となりました。


右上:フェイガーオリジナル水位測定定規
右下:バケツ苗キット

■ おわりに
ご協力いただいた農事組合法人となん様、そしてご参加いただいた協議体参画企業の皆様、誠にありがとうございました。 フェイガーは今後も、東北エリアをはじめとする地域の農業現場と企業の皆様をつなぎ、カーボンクレジットを通じた「持続可能な農業」と「地域への還元」の輪を広げてまいります。

■ 参画企業様からの発信
本イベントにご参加いただき、当協議体でもリード役を務めていただいている株式会社東北銀行様からも、当日の様子や今後の農業支援・地域循環に向けた取り組みについてプレスリリースが発表されております。ぜひ併せてご覧ください。

https://www.tohoku-bank.co.jp/showimage/pdf?fileNo=1926

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