2025.09.03
農林中央金庫が主催する『インセッティングコンソーシアム』に参画しました
株式会社フェイガーは、農林中央金庫が主催する 「インセッティングコンソーシアム」 に参画いたしました。
インセッティングは、企業が自社のバリューチェーン上での間接的な温室効果ガス(GHG)排出(Scope3)の削減に向け、バリューチェーン上で投資や支援を行うことで、環境価値の創出やネイチャーポジティブへの移行を企図する概念です。国内ではまだ十分に浸透していない概念ですが、農林水産業を調達先とする食品メーカーや小売等の食農関連企業においては、GHG削減や自然へのインパクト低減が求められるなかで実装が不可欠となっています。日本最大級の農業由来カーボンクレジットディベロッパーである私たちの元にも、食農関連企業を中心に相談・面談のお声がけをいただく機会も増えています。
フェイガーはこれまでも、稲作における中干し延長方法論でのクレジット創出にとどまらず、米以外の多様な作物や畜産などを対象としたカーボンクレジット生成、耐候性ソリューションなど、農業分野全体の持続可能性に資する研究開発を進めてきました。インセッティングは、そうした研究開発を社会に結びつけるための重要なアプローチのひとつです。
今回の参画を通じ、フェイガーは自社の知見を活かしつつ、コンソーシアム内での議論やワーキンググループ活動に積極的に貢献し、インセッティングの実装可能性を広げるための実践的な研究・検討を深めてまいります。
インセッティングコンソーシアムのスキーム図
詳細については、農林中央金庫による公式リリースをご覧ください: