2025.10.21
JICAにて「農業カーボンクレジット」勉強会を実施しました
フェイガーは、2025年10月16日、独立行政法人 国際協力機構(JICA)職員を対象とした勉強会「農業と気候変動対策・カーボンクレジット」を実施しました。
当日はフェイガー Chief Sustainability Officer(CSO)である安井啓人博士が登壇し、カーボンクレジットをめぐる国際的なルール形成の最新動向や、農業分野における緩和・適応の両面からのアプローチ、同社が国内外で取り組むプロジェクト事例を紹介しました。
気候変動対策において農業は、温室効果ガスの削減(Mitigation)と、変化する気候への適応(Adaptation)の両方に関わる重要な分野です。
フェイガーは日本を中心に、水田中干し延長によるメタン排出削減、バイオ炭の施用による土壌炭素貯留などの手法を活用し、農業由来のカーボンクレジットを創出しています。
今回の勉強会では、国際的な炭素市場の仕組みやパリ協定第6.4条の議論、農業カーボンプロジェクトの課題と可能性を解説。さらに、フェイガーが進める国内外の事例を通じて、農業分野からの気候変動対策と地域開発の両立に向けた議論を深めました。
フェイガーは今後も、官民・国際機関との協働を通じ、持続可能な農業の実現と気候変動への対応を両立する仕組みづくりを推進していきます。