フェイガー、国際稲研究所(IRRI)と覚書を締結。ウガンダで低排出な稲作と気候変動へのレジリエンスを推進
株式会社フェイガー(以下、フェイガー)は、国際農業研究機関である国際稲研究所(以下、IRRI)と、同国における低排出な稲作の推進および気候変動へのレジリエンス(回復力)向上に向けた覚書(MoU)を締結しました。
本覚書により、フェイガーとIRRIは科学的・技術的な協力枠組みを構築します。第一弾として、ウガンダのドホ灌漑地区(Doho Irrigation Scheme)を対象に共同研究や技術開発を開始し、段階的にウガンダ国内および周辺地域へと低排出な稲作を広げていく予定です。
これにより、フェイガーが海外で展開する「環境配慮型稲作(Climate-Smart Rice)」の科学的根拠に基づいた社会実装を強化し、拡張可能かつ信頼性の高い農業脱炭素プロジェクトの開発を目指します。
▪️背景・社会課題
気候変動による農業への影響が世界的に懸念される中、稲作に伴って発生する温室効果ガス(水田由来のメタンなど)の削減と、小規模農家の生計向上、および気候変動への適応力強化が課題となっています。ウガンダにおいても、持続可能で気候変動に強い農業システムへの移行が求められています。
▪️技術・取り組みのポイント
フェイガーとIRRIは、ウガンダ・ドホ灌漑地区において以下の取り組みを共同で推進・検証します。
・間断灌漑(AWD:Alternate Wetting and Drying)などの環境配慮型稲作手法の検証
・バイオ炭(Biochar)の活用
・気候変動に強い水稲品種の導入
・その他の持続可能な農業技術の検証
実証と並行して、技術ガイドラインの策定、デジタルMRV(測定・報告・検証)システムの開発、農家の能力開発(キャパシティビルディング)を実施するほか、共同研究や資金調達機会の創出も進めます。
▪️今後の展望
フェイガーが持つ農業の脱炭素化やカーボンクレジットプロジェクト開発の専門知見と、IRRIが持つ世界的な科学的知見および研究ネットワークを融合します。環境配慮型農業の普及を加速させることで、稲作からの温室効果ガス排出を削減し、ウガンダの小規模農家のレジリエンスと生計向上への貢献を目指します。
【国際稲研究所(International Rice Research Institute, 略称: IRRI)について】
1960年に設立された非営利の国際農業研究機関。フィリピンに本部を置き、世界17カ国で活動しています。稲作に関する科学的研究やイノベーションを通じて、世界の貧困と飢餓の削減、生産者と消費者の健康向上、および持続可能な農業環境の実現に取り組んでいます。