Blog開設の挨拶

安井 啓人

COP28での学び

今回COP28に参加し、Japan PavillionでFaegerの取り組みについて説明する機会を頂きました。メンバー一同初めてのCOP28であり、世界の気候変動の流れを肌に感じることができた素晴らしい時間となりました。

今回のCOP28が終わり、色々な方々のReflectionを拝見していると、落胆されたり、希望をもたれたり、様々な見方があるように思います。農業・脱炭素に関連した事業を展開するFaegerにとっても、足元・将来の事業を考える上で、重要な示唆がいくつもありました。

もっとも大きな学びは、脱炭素に関わるものとして、丁寧に、公明正大に、コミュニケーションをしていかなければならない、ということです。また、複雑で変化の著しい業界について、関係される皆さんがキャッチアップできるよう情報を多角的に発信していかなければならない、ということです。

Blogを通じてやっていきたいこと

カーボンクレジットに関連して過去数年間いろいろな批判がありました(的を射たものも、そうでないものもありました)。カーボンクレジット市場はそうした様々な過去の経緯を踏まえ、様々な改良が加えられ、進化をしている途中なのです。

COP28では、多くの方々が、健全なカーボンクレジット市場の形成に向けて取り組まれていました。問題点を洗い出し、改善策を提案し、状況をわかりやすく伝えることで、より多くの関係者に認められる市場を創ろうとしていました。

Faegerもこのような取り組みに貢献していきたいと考えています。創業して間もない企業ですが、1)我々なりにキャッチアップした業界の情報をみなさんに共有し、みなさんがカーボンクレジットを見る際のレンズを提供できればと思います。また、2)我々の事業者としてのこだわりや考えについても共有し、皆様から建設的な批判を頂くきっかけにすることができればと思います。

本日よりこのBlogにおいて、上記二点について試行錯誤を始めさせて頂ければとおもいます。

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WRITER PROFILE

Chief Sustainability Officer 安井 啓人 Nobuto Yasui 博士(工学)

略歴

総合電機メーカー中央研究所、A.T. カーニー、デロイトトーマツ コンサルティング、Deloitte India、Deloitte South East Asia、総合商社新規事業開発部門、衛星画像解析ベンチャーを経て現職。サステナビリティ関連コンサルティングファームのディレクターを兼務。 企業のサステナビリティ戦略の策定、GHGアカウンティングや、カーボンクレジット品質評価等、企業のサステナビリティに関わる幅広いプロジェクトに従事。 京都大学(学士・修士)、東京工業大学(博士(工学))

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