地域の豊かな自然環境を、後世に受け継ぎ、農業の明るい未来を実現したい。
農業法人 株式会社 こぴっと
Profile
有名な山々に囲まれ、そこから出てくる伏流水を源流にした山梨県北杜市で、地域循環型農業など環境負荷を抑える農業を営む農業法人 株式会社こぴっと。フェイガーの取り組み初年度である2023年に「水稲栽培による中干し期間の延長プロジェクト」に協力。
三井 勲様
農業法人 株式会社 こぴっと 代表取締役
Background
農業界には課題もあるが、豊かな自然環境を守り「おいしい」と言ってもらいたい。
会社を立ち上げてから約15年、この豊かな自然の中で地域循環型農業など環境負荷を抑える取り組みを続けてきました。離農される方も多いし、高齢化も進んでいる。農業作業・共同作業を軸にした地域のコミュニティも失われつつあるなかで、最初は苦労することもありました。でも、だからこそ、後世の農業者に何を受け継いでいくべきか、この地域のよさや特徴をいかに消費者に伝えていくかを常々考えています。着飾るのではなく、この地域の風景やどれほど豊かな自然環境で作られているのか、ありのままの姿を伝えていきたいし、そうした取り組みを通じて「おいしい」と言ってもらうこと、ファンになってもらうことをモチベーション・使命に感じています。
Value
企業の評価が、農業者に形として戻ってくるJ-クレジットは僕の思い描いていた理想の形。
地域循環型農業を続けてきたなかで、地域の方から「こぴっとさんのおかげで地域を守ることができている」と声をかけていただくこともあってうれしく感じていました。一方で、環境負荷を抑えるさまざまな取り組みを評価してもらえる場が実は少ないと感じていました。補助金をいただいても、財源が税金であることを思うと農業者としては葛藤があり、モチベーションが上がらなかったのも事実です。フェイガーを通してJ-クレジットの仕組みを知り、環境負荷を抑える取り組みを企業に評価していただくことが財源になり、農業者に形として戻ってくる。僕が本当に理想とする形だと思いました。それが、真っ先に取り組みをさせていただきたいなと思ったきっかけです。
Future
農業をやっていくことが評価される明るい未来が待っているのを感じます。
この豊かな自然の中で農業ができていることは恵まれています。一方で中山間地でのお米づくりは平地でのお米づくりとは効率がまったく違う。見えない苦労はたくさんある。だけど、ありのままの姿を伝えることで、そのひとくちが美味しくなるのかなと思っています。そのために、この地域の風景だったり自然環境、田んぼのなかの豊かな生態系を守りたい。J-クレジットの普及とともに、田舎で農業をやっていくことを評価してくれる人がたくさん増えていくと言うことだと思いますし、農業に可能性と明るい未来を感じています。それが今後も続けていく・広げていく勇気になっています。
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