地方と都市の格差を是正したく最年少町長に。時代に即した改革でより良い未来を作っていきたいです。
新潟県津南町
Profile
自然環境豊かな土地である津南生まれ、25歳で町議会議員初当選、31歳で当時日本の“最年少町長”として第6代津南町長に就任。現在内閣府男女共同参画計画実行・監視専門委員も務める。 結婚出産を経験し、“子供が大人になった時に良い形でこの町を受け継いでもらいたい”、それが町長になった時の思い。 町立病院の経営再建を含む様々な改革を実施。「ゼロカーボンの町、つなん」として2050年までにCO2排出量実質ゼロを目指し、町民・事業者・行政が一体となって「脱炭素」に向けての明確な行動指針を2022年に制定。
桑原 悠様
新潟県津南町 町長
Background
もともと水力発電の町。住民の環境への意識が高い。
日本有数の豪雪地帯である津南町は多くの湧水やため池があり、国土交通省が認定する「水の郷百選」に指定さています。そういった大地の恵みを生かし、お米だけではなく、アスパラやとうもろこし、花といった農産物の栽培が盛んで農業従事者の割合も高いです。世の中でカーボンニュートラルが必要と言われている中で、気候変動による農作物の影響は生産者はとうに気づいており、自分ごとの課題として捉えています。環境に配慮した農産物は市場において農産物自体が評価されるようになるはずで、町としてもそういった付加価値の創出を進めています。
Value
“これからの時代を創る意識”に強く共感し、フェイガーとの包括連携協定締結へ
フェイガーとは最初に代表の石崎と面談。独自のビジネスモデルはもちろんのこと、“農業、社会課題、環境問題といった課題に挑みこれからの時代を創っていくんだ”という強い意識を持った若いリーダーが積極的に活動していること、そこに熱量のあるスタッフが集まってきていることに共感を覚えたことが包括連携協定のきっかけに。「今年から町で実証実験的にカーボンクレジットの取り組みを進めてもらう中で、生産者のみなさんが“意義あることに取り組んでいる”というプライドを持っていただいているのを感じます。周りの自治体、JAさんからの問い合わせも非常に多くいただいており、今後はクレジットの地産地消モデルやPRも積極的にご一緒したいと考えています。」
Future
家族経営の“農家”から、ビジネスとしての“農業”へ
地方の町は閉鎖的なイメージもありますが、津南町はここ10年で意識が変わってきました。少子高齢化がますます進んで、変わらないといけないとみんなが気づき始め、新しい風を入れようとしています。津南町は様々な企業・大学とも協定を締結しており、それを通して外交するかのように強みを把握して周りと連携していくことが大事。その先の人材の育成につながっていくと良いと思っています。農業も、今までは家族経営が前提。お父さんが主体でお母さんが手伝い、息子が継ぐというのが当たり前でしたが、今はスマート化が進んでいるので女性にも参入しやすい環境になっており実際に女性が農業経営に携わる法人も出てきています。「未来に繋がる農業がしたい」といったリアルな現場の声が叶う環境を整えていきたいと思っています。
Other Voices
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トピックス
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ブログや用語解説などの様々な形で発信していきます。