宮城県での実績を福島でも実践、営農再開率を引き上げ、農業で被災地の復興を。

宮城県での実績を福島でも実践、営農再開率を引き上げ、農業で被災地の復興を。

福島県浪江町 福島舞台ファーム株式会社

Profile

宮城県での実績を福島でも実践、営農再開率を引き上げ、農業で被災地の復興を。

宮城県仙台市に本社をおく日本最大級の農業法人、株式会社舞台ファームが2019年11月に福島県浪江町に設立した関連会社。農業を中心とする新たな復興=「新興」ということで様々な取り組みを実施、同エリアの営農再開に尽力している。現在では浪江町の耕作面積が約50haとなり連携農業者も含むと約100haほどの規模となっている。「浪江町ラック式乾燥調製貯蔵施設」の管理も担う。

畠山 瑛児 

福島県浪江町 福島舞台ファーム株式会社 水稲生産 栽培計画管理者

Value

“福島沿岸部の復興に本腰を入れるには、自分たちが直接入ることが一番”という社長の英断。

震災後、本拠地である宮城県での実績から、福島県沿岸部の農業生産のコンサルティング事業の依頼がありました。当時は仙台から浪江に通っていましたが、より効果的に行うため、浪江町に関連会社の拠点を構え、直接現地で復興の取り組みを展開することになりました。昨年11月には、浪江町の営農再開に尽力したとして「復興功労表彰」を授与いただきました。

Future

「浪江復興米」〜未来の担い手と共に描く未来の農業〜

2020年からは福島県浪江町と当社で東京農大の田植え実習の指導を行っています。田植え作業を行う水田は当時、津波による直接の被害を受けましたが、「浪江復興米」を栽培して今年で3年目を迎えています。現在もR13年まで田んぼの整備工事は続いており、より広い圃場での営農再開を計画しています。農業を始める・再開することは大変ですが、持続させるのはもっと大変です。食糧生産を安定させるためにも、若い世代と共に前を向いていく必要があります。

Background

農業も脱炭素が課題。テクノロジーや新しい制度の活用が必須。

本社組織で新事業担当部署が“脱炭素”というテーマを掲げたタイミングで農業由来のカーボンクレジットの制度を知りました。

フェイガーとは、生産者に寄り添ってくれる姿勢が取り組みを始めるきっかけです。クレジットによる収益は、当社のような大規模農業法人だからこそできること、社会へのインパクト創出のためにも活用したいと思っています。

(写真:福島舞台ファームの皆様とフェイガー担当スタッフ)


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