カーボンクレジット制度は地方にとってメリット。首都圏との経済的な平準化を期待。

カーボンクレジット制度は地方にとってメリット。首都圏との経済的な平準化を期待。

岩手県紫波町

Profile

カーボンクレジット制度は地方にとってメリット。首都圏との経済的な平準化を期待。

農業が基幹産業の岩手県紫波町。県内有数の果樹生産地帯であり、全国有数のもち米生産地としても知られている。平成12年に「100年後の子どもたちに紫波の環境をより良い姿で残す」ことを誓った「新世紀未来宣言」を発表、以降、町民の環境に対する意識はいっそう高まり、翌13年には「循環型まちづくり条例」を制定し、住民、関係団体、事業者、行政が一体となって循環型まちづくりに取り組んでいる。2023年には脱炭素選考地域にも選定された。

三ヶ森 誠

岩手県紫波町 産業部 地球温暖化対策課 係長

Background

気候変動による農作物への予期せぬ影響が増加。価格変動や高齢化・後継者不足が課題。


紫波町は農業を基幹産業としておりますが、近年の農業を取り巻く環境の変化は大きいものがあります。

気候変動による異常気象が続き、農作物に予期せぬ影響を及ぼすことが増えております。また、農産物の価格変動や農業従事者の高齢化、後継者不足といった課題は、地域にとって重要な問題です。  

Value

カーボンクレジットは都市と地方の間で経済と脱炭素が循環しWinWinの関係性が築ける制度。


地方の地域特性を考えたとき、都市部に対して優位性を持っているものの一つがカーボンクレジットだと思います。

うまく制度を活用することができれば、経済と脱炭素が循環して両者の間でWinWinの関係性が築けると考えますが、その活用はごく一部に留まっています。制度の普及・促進を期待し、フェイガーが主催する「東北エリアにおけるカーボンクレジット地産地消推進協議体」を町として応援することとしました。

Future

家族経営の農業からビジネスとしての農業へ。

フェイガーの「世界をもっとサステナブルに。社会をもっとフェアネスを。」というビジョンに共感しました。

この協議体と通して、東北エリアにおける「農業従事者の所得向上」、「ビジネスとして農業を行う経営体の組成」を期待しています。また、セミナーや勉強会を通して、地域住民や事業者の脱炭素に関するリテラシーを向上させたいと考えています。

同様の課題を抱える自治体は多いと思いますので、そういった自治体にも紹介していきたいと思っています。

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