2025.06.11
鹿島建設に農業由来カーボンクレジットを提供 ー 建設x農業、地域から始まる脱炭素共創モデルー
株式会社フェイガー(以下、当社)は、当社が生成・販売する農業由来のカーボンクレジットを、鹿島建設株式会社(以下、鹿島)に購入いただいたことをお知らせします。
本クレジットは、J-クレジット制度に基づき、「水稲栽培における中干し期間の延長」により創出されたものです。2024年度は全国1,221件の生産者が参画し、135,944トンのCO₂削減を実現(2025年5月認証)。農業由来クレジットとしては日本最大級の規模となります。農業の現場から生まれる環境価値を企業と共有し、地域ぐるみの脱炭素を推進する取り組みとして、多くの企業にご賛同いただいています。
今回の鹿島建設によるカーボンクレジットの購入は、建設業界におけるカーボンニュートラルの取り組みを、農業との連携という新たな形で後押しするものです。フェイガーは今後も、生産者・企業・地域をつなぐ「環境価値市場」の構築を通じ、持続可能な未来の実現を目指してまいります。
特に、本クレジットの一部は、鹿島建設が整備を進める自然共生サイト(ふれあいファーム三ケ村:新潟県十日町市)において、地域の生産者と協力し創出されたものであり、環境と調和した土地利用と脱炭素の両立を目指した取り組みとなっています。
クレジット創出にご協力いただいたふれあいファーム三ヶ村の水落さんと自然共生サイト内の圃場
●カーボンクレジットを活用した地域支援型脱炭素化のスキーム図
生産者・企業・消費者がそれぞれの価値を認め、対価の支払いが当たり前に行われる「環境価値市場の創造」と、数多くの生産者との協力体制を礎に、「持続的な農業体系の構築」を目指しています。農業由来カーボンクレジットに関するご相談も受け付けております。お気軽にお問い合わせください。