
震災でのゼロからの再スタート。重層的な施策で「移住者が住みたい町」へ。
福島県浪江町 浪江町役場
Profile

豊かな自然と長く息づく文化を持つ浪江町。震災では全町避難を余儀なくされてゼロからの町づくりとなったが、復興を遂げる中で新たな地域づくりを進めている。移住者も多く「住みたい田舎ベストランキング」調査では総合部門、若者世代・単身者部門の2部門で1位を獲得。また、稲作を中心とする農業が盛んで、農林水産課では、営農再開や農地整備を進めるとともに、町の未来を担う担い手育成や、新技術の導入による農業の持続可能性を追求している。
吉田 克則様
福島県浪江町 浪江町役場 農林水産課

Background
ゼロから始める町づくりと農業の再興
その中心となる稲作を重点に基盤を作る。
震災により全町避難を余儀なくされた浪江町は、ゼロからの町づくりに取り組んできました。営農再開の支援策として、稲作を中心に土地整備やカントリーエレベーターの活用を推進。
また、移住者を増やすための施策も展開し、農業で活躍する人材も増えています。
農業と地域の活性化を両立する仕組みを構築し、新しい住民と先住者が共に協力し合える町づくりを行うことで、持続可能な農業基盤を作ります。
Value
先住者と移住者が織りなす新しい浪江町
子どもたちが誇れる町を作るために。
先住者と移住者が交わる新しいコミュニティを形成し、「子どもたちが誇れる町」を目指しています。町が誇る伝統文化「田植踊」は、農業と深い繋がりを持ち、地域の文化価値を象徴するものです。
学校教育に取り入れられた田植踊は、新しい世代に受け継がれ、地域のアイデンティティとして今も育まれています。また、農業と文化の両輪で地域の価値を高める取り組みが進行中です。
農業の可能性と伝統文化を守りながら、新しい浪江町の形を築いています。


Future
稲作の可能性と未来を繋ぐ挑戦
企業連携で広がる持続可能な農業への道。
稲作を中心とした農業振興を加速させるため、農業生産法人 株式会社舞台ファームや東京農業大学と連携し2020年には「浪江復興米」を開発。新技術や付加価値の創出を進めています。
また、フェイガーとは、農家の収益化と脱炭素という課題解決に向けて動いている点が共通しています。町だけの力では難しく、様々な機関が協力が必要。より具体的に実践的に進められるフェイガーとの取り組みは町にとっても重要なもの。一人でも多くの農家さんに参加してもらいたいです。
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トピックス
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ブログや用語解説などの様々な形で発信していきます。