徹底した脱炭素の末に残った「最後の82トン」への対応。創業の地・富山の水田クレジットで自然とともにある未来へ
株式会社ゴールドウイン
Profile
「人を挑戦に導き、人と自然の可能性をひろげる」をパーパスに掲げ、スポーツ・アウトドアアパレルを展開するライフスタイルクリエイティブカンパニー。長期ビジョン「PLAY EARTH 2030」のもと、環境負荷低減素材への移行や脱炭素社会の実現を目指し、事業と環境のサステナビリティの両立に取り組んでいる。アパレル業界が抱える環境課題に対し、実需型ビジネスの推進や、製品ライフサイクルの延長など、本質的な解決に挑み続けるトップランナーとして持続可能な未来づくりを牽引している。
株式会社ゴールドウイン様

Background
「最後の82トン」への誠実な向き合いと、
創業の地・富山への想い
ゴールドウインは、環境のサステナビリティを経営上の重要テーマの一つとし、省エネルギー化や再生可能エネルギーの導入など、自社での徹底した排出量削減を最優先に取り組んできました。
しかし、それでも国内事業所において、どうしても削減しきれない82t-CO2の排出残余が存在しました。これを自社の削減努力に代わるものとして安易にオフセットするのではなく、責任を持って対応するため、当社のマテリアリティである「地域貢献」や「ネイチャーポジティブ」に直結する高品質なクレジットを探し求めていました。
特に、私たちの創業の地である富山県で創出され、地域に貢献できるものであることに強くこだわっていました。
Value
日本の原風景を守り、次世代の農業の「挑戦」を後押しする
富山県内で条件に合うものを探す中、フェイガーが提供する「富山県内の水田由来カーボンクレジット」に出会いました。水田の中干し期間延長によるメタンガス削減は、単なる環境対応に留まりません。現地でクレジット創出に取り組む農家の方々(いけのしり営農組合様)にお話を伺うと、クレジットの収益が、最先端の機械導入や若手の大型特殊免許取得などの補助に充てられるなど、50年先の農業を見据えた人材育成に使われていることを知りました。この「新しい農業に挑む若者を後押しする」という生きた投資は、当社のパーパスである「人を挑戦に導く」と深く共鳴するものでした。フェイガーのクレジットは、まさに私たちの想いを体現し、残余排出への対応を「未来の自然と農業への投資」へと変えてくれるものでした。
本取り組みは、削減が難しい排出量への対応に、農業由来のカーボン・クレジットを活用した事例です。 企業の環境対応と地域農業への貢献を両立する取り組みとして、環境価値の新たな活用のあり方を示しています。

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